運命の出会い
雪よりは雨の方が良いけど、よりによって休日に降らなくても!
おはようございます。ハンメンです。
さて、今日は私の人生を大きく変えた出来事についてお話しようと思います。
ある日の土曜の昼下がり、買い物の帰り道に尿意に襲われトイレに駆け込んだのです。
ギリギリセーフで事なきを得たのですが、問題はそのトイレのある場所でした。
そう、勘の良い方ならお分かりかもしれませんが私が用を足したのはパチンコ屋さんのトイレだったのです。
私の住んでいた街は本当に田舎の地方都市で、当時は今ほどコンビニも無く、外でトイレに行きたくなった時は公衆トイレを探すか、パチンコ屋のトイレを拝借する事が多かったです。
パチンコ屋さんのトイレで用を足し、スッキリして店から出ようと思い店内を歩いていると、『ひでぶ〜っ!』という断末魔が聞こえてきました。
これはもしかしてと思い、音のなる方に行ってみると当時大人気だったパチスロ機、初代 北斗の拳がズラーっと並んでいたのです。
トイレだけ借りて出るのも悪いしなと思い、ちょっとだけやってみようかと人生初のスロットを打ち始めたのです。
財布には3000円しか入ってなかったので、1000円だけ遊んだら帰ろうと思い、打ち始めて数秒。
訳の分からないうちに、ボーナス[大当たり]をゲットしてしまいました。
スロットはボーナスが確定すると7を揃えないといけないのですが、初心者の私にはなかなか揃えられず最初の千円が無くなってしまいました。
仕方なく、もう1000円を投入。
なんとか7を自力で揃える事ができボーナスゲームを消化していきました。
この北斗の拳という機種、一回の大当たりで払い出される枚数は少ないのですが、当たりが連チャンするのです。
この時私は全く予備知識も無い状態でしたので訳も分からない状態で打つ事、2時間半。
後ろに人集りが出来るほど、爆連しドル箱が山積になっていたのです。
人生初のスロットっで一万枚超え。
スロットって、こんなに簡単に、こんなにお金が増えるんだ!
なんて素晴らしい!
換金所を出た私の手元には二十数万の現金。
もうニヤケが止まりません。
とりあえず飲みに行こう!
友人達を誘い、夜の街へと繰り出した私はバブル期の社長の如く金をバラ撒き、一晩で残金は半分になっていました。
翌日、前から欲しかったパソコンを買いに行き、二日間で二十数万を使い切ってしまったのでした。
もともと無かったはずのお金ですし、パーっと使って私は非常に満足していました。
満足だけで留めておけば、良かったのです。
けれど人間は一度甘い汁を味わうと、忘れられない生き物なのです。
長くなりましたので、今日はここまで。
次回、転落の始まりについて書きたいと思います。